学校法人聖マリア学院 学院長 井手 信
人類は、今日の現代社会に至るまで、めざましい発展を遂げてまいりました。しかし、その反面、全地球的な環境問題、開発途上国を中心とした貧困や難民問題、先進国における少子・高齢社会そして精神的貧困、さらには医学の進歩がもたらすさまざまな問題など、今日ほど人間の尊厳が危うくされ、弱められている時代はありません。 このような時代において、聖マリア学院大学は「カトリックの愛の精神」に基づき、人間の尊厳、すなわち一人ひとりの人間の存在そのものに価値を見出し、そのかかわりを通して自己を高め、より豊かな人間性を育み、高い倫理観を持って判断し行動できる人材の育成を目指しています。 21世紀を希望に満ちた世紀、愛に満ちた世紀とするために、いのちの支援者として活躍を志す皆様を心から歓迎いたします。
カトリックセンターは、聖マリア学院大学の建学の精神である「カトリックの愛の精神」に基づく人間の尊厳の尊重を具現するために、様々な取組みを行っています。
看護専門職を目指す学生の皆さんは弱い立場にある人々と直接関わることから、人間の尊厳の尊重を実践できることが求められています。カトリックセンターでの学生・教職員・ボランテイアの方々との活動を通して、他者のために自己を生かす愛の実践への歩みを実感してください。暖かい、こころの安らぐ場にしたいと思っています。どうぞ、お越し下さい。
学校法人聖マリア学院 理事長 聖マリア学院大学 学長 井手 三郎
聖マリア学院大学は2006年4月に開学いたしました。大学設立に至ったカトリックの愛の精神に基づく聖マリア病院・聖マリア学院の医療と教育の歴史は、大正時代から引き継がれ発展してきた経緯があります。 現在、西日本最大規模の総合病院である聖マリア病院創立時(1953年)より、科学的医療と教育を目標に掲げ、看護教育等の展開を行い、現在の聖マリア学院大学看護学部看護学科や同大学院看護学研究科等を設置するに至りました。EBM (Evidence Based Medicine)に基づく看護学の展開や特色ある国際看護教育の実践を行っております。これらの基盤となるものがカトリックの愛の精神であります。 常に弱い人々のもとに行き、常に弱い人々と歩む。古来より私どもが大切としてきたものを心に宿し、高い看護実践能力を身につけたいと志す皆様を心から歓迎いたします。 ここで「マザー・テレサの言葉」とアッシジの「聖フランシスコの祈り」をご紹介いたします。私自身の生活の指針となっております。
マザー・テレサの言葉「主よ、私をお使いください」主よ、今日一日、貧しい人や病んでいる人を助けるために、私の手をお望みでしたら、今日、私のこの手をお使い下さい。主よ、今日一日、友を欲しがる人々を訪れるために、私の足をお望みでしたら、今日、私のこの足をお貸しいたします。主よ、今日一日、優しい言葉に飢えている人々と語り合うため、私の声をお望みでしたら、今日、私のこの声をお使い下さい。主よ、今日一日、人は人であるという理由だけで、どんな人でも愛するために、私の心をお望みでしたら、今日、私の心をお貸しいたします。
聖フランシスコの「平和の祈り」主よ、わたしを平和の器とならせてください。 憎しみがあるところに愛を、 争いがあるところに赦しを、 分裂があるところに一致を、 疑いのあるところに信仰を、 誤りがあるところに真理を、 絶望があるところに希望を、 闇あるところに光を、 悲しみあるところに喜びを。 ああ、主よ、慰められるよりも慰める者としてください。 理解されるよりも理解する者に、 愛されるよりも愛する者に。 それは、わたしたちが、自ら与えることによって受け、 許すことによって赦され、 自分のからだをささげて死ぬことによって とこしえの命を得ることができるからです。
人類は、今日の現代社会に至るまで、めざましい発展を遂げてまいりました。しかし、その反面、全地球的な環境問題、開発途上国を中心とした貧困や難民問題、先進国における少子・高齢社会そして精神的貧困、さらには医学の進歩がもたらすさまざまな問題など、今日ほど人間の尊厳が危うくされ、弱められている時代はありません。
このような時代において、聖マリア学院大学は「カトリックの愛の精神」に基づき、人間の尊厳、すなわち一人ひとりの人間の存在そのものに価値を見出し、そのかかわりを通して自己を高め、より豊かな人間性を育み、高い倫理観を持って判断し行動できる人材の育成を目指しています。
21世紀を希望に満ちた世紀、愛に満ちた世紀とするために、いのちの支援者として活躍を志す皆様を心から歓迎いたします。